湯島天神の大晦日は元旦の準備ができていました

大晦日でちょっとした混雑

大晦日に湯島天神を訪ねてみた。遅い時間に行ったのに加え空はどんよりと曇っていたため境内全体が暗く感じられた。そこに参拝客の少なさもあって境内全体が寂しい空気に包まれていた。 車があればもっと早く来れたかもしれないが、尤も駐車場はおろかコインパーキングも周辺にはなかなかないから最良のアクセス手段は電車と言えるかもしれない。

鳥居をくぐり境内に入ると両脇の屋台がつくる何かのにおいが漂ってくる。もし大晦日のこの日に湯島天神で賑わいがあるとしたら屋台の活気のよさがあるのかもしれない。そんな風に気をとられていると すぐそばを高校生の風体の子供がちらほら歩いていく。どうやら合格祈願ということで訪れたのだろう。

そんなこんなで拝殿前までくる。と、ここで人の列を発見。初詣は明日の元旦からであるはずなのに律儀に深々と頭を下げ祈願する人たちですこしばかり混雑が見られた。 無論皆いろんな思い出参拝に訪れていることは間違いないが思いがけない風景に多少面食らった。尤も合格祈願の場所として知名度の高い湯島天神だからいつでも多くの人がいるのかもしれない。 初詣の時ほどではないだろうが大晦日に湯島天神で参拝するときは多少待ち時間が必要かもしれない。

元旦の準備は万端

湯島天神での一足早い元旦の風景を目にし祈願する人の脇を通り抜け神社を歩いて回る。元旦には来ることができないだろうから一足早い初詣をとも思ったが混雑する拝殿前で並ぶのも待ち時間がもったいないので漫ろに境内を見物することにした。

やはり元旦の初詣を明日に控えているだけあってところどころ準備は万端である。合格祈願の神社として名高い湯島天神だから学生をはじめとして多くの人が初詣に来るのは何となく予想がつく。 境内にある屋台も面白く多くの子供連れ家族で初詣は賑わうのは間違いがない。ただアクセスがもう少しよかったり駐車場があればなというのはお山出身の私の我儘なので気にしないでもらいたい。

拝殿には如何にも正月を思わせる飾りがつけられ左の隅の方には「謹賀新年」の看板があった。賽銭箱の横に建てられた竹から括りつけられた紐が絵馬の方へとのびギザギザの神が付いている。 貼りつけられた緞帳や暖簾風の布は正月を迎えるにふさわしく整然と皺なくつけられていた。その下で参拝客がお辞儀などをしているのだが、これがもしどこかの誰かに今日は元旦だと言われたらそう思ってしまう風景である。

初詣のついでに合格祈願

湯島天神と言えば学業成就の神社として有名で幾重にも折り重なった絵馬はここの風物詩として通年目にする風景である。ピークの時季ではないがこの日も多くの絵馬がかけられ合格祈願をする学生 の心意気らしきものが窺えた。だから私が勤勉になるとかではない。合格祈願の絵馬の写真は残念ながらありません。かわりと言っては何ですが牛さん写真で勘弁してください。

牛は明日の元旦に控えてかどこかピカついてきれいでオマケとして赤い紐のようなスカーフでもない何かしら布が巻きつけられていた。宛らこれに触ると頭がよくなると何かで読んだ記憶があるが私には不要なのかもしれない。 正月も初詣の待ち時間に暇を持て余した人や混雑にげんなりして祈願をあきらめた人々が触りにくりのだろう。