正月だから浅草の仲見世を初詣で通った風景

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アクセス性のよい浅草駅

正月の浅草寺への初詣は東京の代名詞みたいなもので駅の東京観光ポスターなどを見ると大きな雷門と寺の本堂が写された写真が用いられることが多い。そんなわけで参拝客が日本全国から押し寄せ正月は初詣をするひとの混雑が激しい。 私はと言えば元旦が人混みが一番激しいと決め込んでいたので年初初日は避けた次第だった。だがその当ては外れ3が日でも想像を絶する混雑であった。 そんな恒例の賑わいも東京の風景として広く知られている。そして仮に初詣客で大混雑といったときそれは浅草寺境内の人混みではなくもっぱら仲見世を通って本堂へを目指す人々のことであると考えても差し支えない。

もし仲見世へ行こうとするのなら浅草駅が便利であり参拝のための重要なアクセス手段となっている。浅草一帯は人で埋め尽くされるため車でのアクセスは到底無理である。 もし駅を利用するのなら都営浅草線と銀座線が乗り入れる浅草駅、もしくはつくばエクスプレスが停車する北方の浅草駅を利用するのが最寄りとなる。 普段であれば駐輪場も利用し自転車を使う手段も考えられる。年末年始の営業状況は定かではないが、初詣の待ち時間などを考えると無料駐輪時間をオーバーしてしまうといったことを勘案しなければならない。

但し仲見世を通って浅草寺へと参拝しようとするのであれば都営地下鉄の浅草駅の方が便利である。というよりもおそらく雷門から仲見世を通過する参拝コースしかないものと思われる。 因みに参拝コースはほぼ一方通行であり祈願終了後は北方方面へと抜け来た道を戻るのは難しい。

仲見世のシンボルである雷門

浅草寺を思い出そうとするとどうしても考えてしまうのが雷門である。仲見世の入口にあることからわかるように実際は寺からは大分離れている。しかしこれが浅草寺のみならずこの地域のシンボルとしての役割を果たしていると言えるだろう。

門自体は非常に大きくその真ん中にお馴染みの赤い提灯が垂れ下がっている。雷門と書かれた提灯は人二人分の高さを優に超え少しばかりの風ではピクリとも動かない。そんな提灯に初詣で訪れた参拝客が珍しそうに触れていた。

ただ正月の混雑の中雷門を注意深く見ている暇などない。浅草寺を参拝するために混雑が少しずつ前へ歩いていく。この門をくぐってしまうと後戻りが難しいという現実がある。

参拝待ちの初詣客で混雑が激しい

仲見世で売られているお土産はどれも華やかで目を惹く。しかしここに来た人の目的は買い物ではなく初詣であるというのがほとんどであろう。そして夥しい人混みである。 初詣のための列が仲見世まで及び本堂へ辿りつくために長い待ち時間をやり過ごさなければならない。

実際買い物をするのも大変である。とにかく立ち止まることができないというのが実情で参拝をするか仲見世で買い物をするかどちらかを選んだ方がいいといっても、これは言い過ぎかもしれない。

昼の時間帯で待ち時間

参拝を待つ人の待ち時間はとにかく長い。警察の規制の下徐々に前へと進むのであるがわずかな距離を歩いては止まるということを繰り返す。勿論ショートカットなど用意されていない。 そんな待ち時間は浅草寺本堂に近づくにつれピークに達し寒空の下目と鼻の先にある本堂の前で立ち往生するという事態に見舞われることもある。ようやく宝蔵門に着いたときにはへとへとになっていた。 無論ここがゴールではなく参拝はこの先の本堂で行う。

私が訪れたのは11時前後であるから昼前の時間帯である。この時が一番多かったかどうかは定かではないが、元旦の同じ時間帯にに訪れた明治神宮よりも待ち時間が長かった印象をもった。 無論道の幅など一概にも言えないのであくまで参考。