東京駅を観光するなら赤レンガの駅舎がおすすめ

  1. home
  2. 東京駅
  3. 東京駅を観光するなら赤レンガの駅舎がおすすめ
    

赤い駅舎は写真スポット

東京駅は機能的見て、そして地理的に見ても都心の中心にある駅であり首都圏の交通網の要衝となる駅でもある。毎日数え切れないほどの人がこの駅を利用し目的地へと向かい仕事や観光などの目的を遂行することになる。 そんな風にして人々の足となるだけでなく経済を支える動脈としての役割を果たしているのが東京駅だ。

東京駅の駅舎を見たときおすすめのみどころをどこかと指摘すれば多くの人が赤レンガを指摘することだろう。真っ赤な駅舎は非常によく目立ち周囲のビルの中で一際目立っている。大きく翼を伸ばしたように広がる駅舎は両端まで赤レンガが使われておりどこから見ても均整の取れた赤を目の当たりにする。 一言で言えばレトロな印象を受ける建物なのだ。くすんだレンガの赤は長い年月を物語り人々に愛されてきたことを思わせずに入られない。近づいてみると近代化の側面が目立ってくる。今風の材質で造られた庇は駅前の歩道を歩く人の雨除けとなる。

駅の外観は見るときによって様相を変える。利用する人の多さなどもかかわってくるが、たとえば夕日に照らされた赤レンガはどこか郷愁的な雰囲気があり、日中の太陽の光を受ける駅舎は凛々しい。元旦などに訪れると観光客も少なく人通りがまばらで寂しい印象をうけるが、そんな風景も楽しく見ることができる。

付近の風景もいかにもこの地らしい姿を見せてくれる。ターミナルをぐるぐるする車やバスはのろのろしているように見えて実は忙しいんだと思う。歩道を歩く人は勿論信号を守り方がぶつからないように歩いている。

   
   

周辺のオフィスビルと赤レンガ

東京駅は都心の中心に位置し企業のオフィスを中心に夥しい数の高層ビルが立ち並ぶ。駅舎のレトロな外観が近代的な街並みによって浮いてしまうように思えなくないが、意外に様になっているのは開発を手がけてきた人々のセンスによるのだろうか。 駅としてだけでなく観光スポットとして広く知られることになったのは東京駅を大切に残そうとした人々、ならびにそれを理解した人々の両方があってこそかもしれない。 そして付近の建物もそうした思いを念頭に置いたつくりになっている。

高層ビルだけが目立つが観光で訪れる人々のための施設も多い。周辺はレストランや店舗をはじめホテルやバスターミナルなどさまざまな目的で来る人に対応できるよう配慮されている。 特にレストランなどは赤レンガの駅舎を眺められるようにしているなど観光客がより楽しめるよう誂えた建物であることもしばしば見受けられる。

アクセスは電車かバスで

初めて東京を訪れる人であればひょっとすると東京駅がどこにあるかわからないというかもしれない。しかし駅であるからとにかく電車に乗れば辿りつくことを考えるのは自然だろう。 夥しい路線が乗り入れる駅だからアクセスは1000パーセント良い。田舎の単線で1時間1本の鈍行と訳が違うし、そんなつもりで観光に来ると人と時間と東京に呑みこまれる恐れがあるのだ。

だからもし東京駅を目指して道に迷ったならとにかく電車に乗るように言いたい。無論それで箱根だの国府津だのと違う場所に行く可能性もあるがそれは乗った路線が悪かったと諦めるべきである。 迷子の人間にとって東京の交通アクセスはくじ引きみたいなものだ。だが外れたと思ってあきらめるべきではない。そんなハズレアクセスに思いがけない発見が多数用意されているのもここの魅力なのである。 秋葉原に行きたくて青梅線だので奥多摩付近に行ってしまったら幽玄な山々を観光して帰ってくればいいだけの話だ。

ひねくれてバスで来るのもいいかもしれない。私はバスを利用したことがないのだが喧しいくらいバスが通るのを目の当たりにしている。

              

丸の内駅舎の天井を見て干支を探す

東京駅の見どころは何も赤レンガの外観や付近の建物だけではない。。丸いドームが目立つ丸の内駅舎の天井には干支の彫刻が施されていることは有名。 その為か電車に乗りもしないのに天井を見上げる観光客を見つける。これがあるからバスで来てシャンシャンと窓から眺めて帰るわけにはいかない。

円筒状の内部は今風の電子パネルが多数設置されており利用客の便宜向上が図られている。ぐるっと見渡せる駅舎の天井を見ると白い鳥があしらわれその周辺に干支がいるのだとか。 私は探す気がないので何がいてどういるのかということは知らないが、おそらくあの干支がいるのだと思われる。干支を全部見つけると何が起きるかは知らないが、差し当たり幸せになれる類だろう。 東京ではその手の幸せになる要因があまりに多くて困る。不幸を知らずして幸せを噛み締めることができるのか?

おすすめの観光スポットとしてのKITTE

おすすめとかを記述すること観光サイトみたいになってしまうので好きじゃない。だけど東京駅横にあるKITTEだけには行ってください。

KITTEはどちらかと言えば商業的側面を持つ郵便関係の施設である。内部だけでも十分に楽しむことができ誰が行っても満足する場所であることは間違いがない。 しかし忘れてはいけないのが屋上から見る東京駅である。

KITTE屋上から見る駅舎は赤レンガである、と言ってしまっては下から見ても同じこと。だが上から眺めると違った東京駅を目の当たりにすることになる。 周辺ビルに閉塞される赤レンガの駅はなんで開発の進むこの地にそのまま残りそして形や材質が改められてこなかったと考えさせられる、とそんな寸毫の真理も語らない言葉の羅列は放擲してとにかく目の前の東京駅を目に焼き付けて持って帰るのがおすすめの楽しみ方だ。

東京駅付近の眺望もよい。晴れた日には田舎のあぜ道には絶対ないだろう高層ビルを見ることができる。曇った多少視認性が落ちるがそれでも東京ならではの風景、すなわち高層ビルが目の前に立ちはだかる。 雨の日となると展望台出の観光は気が進まないが雨粒に打たれる駅の向こうにあるのはビルとビルである。珍しく雪が降った日は白く雪化粧したビルが見えるかもしれない。