上野公園-大晦日の風景2014
疎らな人影
いつもであれば上野公園は多くの人でにぎわう。しかし大晦日となるとさすがに人は疎らだった。寒さもあってか上野公園の印象はより一層寂しいものになっている。しかし新年ともなれば多くの人が上野公園に詰めかけるだろう。
人がいてもいなくても上野公園は憩いの場でありその時々の人々を受容してくれる。そんな大きさがあると思った。
花-彰義隊の墓
彰義隊の墓を見ると誰かが供えた花と酒があった。寒い年末大晦日。目に見えない人々に対する心配りは温かい。上野公園はそうした人々の心配りに支えられている部分もあるのではないだろうかと邪推する。
上色鮮やかな花が印象的だった。 透き通った日差しが墓を照らしていた。
新年の息吹
夥しく結び付けられた御神籤。清水観音堂の脇にある。
込められた願いと託された願い。人々の思いを見下ろすかのように清水観音堂はそびえ立つ。大晦日の今日は来る人も少ない。しかし赤い外観はいつもと変わらない。青天だとその赤さが一層映える。