池上本門寺の風鈴は500個近くにもなります

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池上本門寺では毎年6月ごろに風鈴祭りが開催されます。

境内の総数500個にもなる風鈴は壮観

涼しげに落ち着いた場所で過ごしたいという人にオススメ

池上本門寺は6月ごろ風鈴祭りを開催

池上本門寺では6月から7月にかけて風鈴祭りが開催されます。「祭り」という呼称が正式なものかは定かではありませんが境内に風鈴が懸けられます。

実際池上本門寺へと足を運んでみると風鈴がいたるところにありました。その一方で寺の関係者の方なのか風鈴を取り付けている姿も見られました。その時がまだ準備段階だったかどうか定かではありませんが、境内を歩くごとに風鈴の音がどこからともなく聞こえてきたのであらかたつけ終わっているものと思われます。

風鈴には「家内安全」といった願い事が書かれています。察するに参拝者が風鈴の短冊を書きそれを吊るしているものと思われます。ちなみに風鈴は鉄製でどこか南部鉄器を思わせる姿かたちでした。大体テレビのリモコンぐらいの大きさで境内に張りめぐさられた紐や木々に規則正しく吊るされています。 そのため池上本門寺を訪れた人は必然的に風鈴の下を潜ることになりまさに音を浴びながら境内を歩くことになります。

500個にもなる風鈴が音を奏でる

それでは池上本門寺に吊るされる風鈴の数はどのくらいになるのか、という疑問がわきます。寺にあったパンフレットなどを参考にするとたいだい500個ぐらいなのだそうです。 500個と聞いてあまりピンときませんが境内のいたるところが風鈴でいっぱいになるくらいで風に揺られて放つ音が風鈴の見えない場所でもよく聞こえるくらいです。

そんな500個もあるために風鈴の音は普通の音と少し違った封に聞こえるかもしれません。チリンチリンというのが多くの人が持つ風鈴の音に対する観念だと思いますが、ここではジリジリに近い感じで鳴り響きます。 そよ風が吹くとちょうどよくきれいな音色を出してくれるのですが少し強い風が吹くと真夏のセミの声のようにけたたましい音が耳を劈きます。しかしそんな光景もまた池上本門寺ならではで普段では体験できない音の世界を見せてくれます。

鈴の音色を聞きながら初夏の暑さを忘れる場所

6月下旬となると東京の空気はだいぶ暑くなり湿度が高くすごしにくい感じになっています。池上本門寺周辺も東京特有の蒸し暑さを感じられるようになり風が吹くと心地よく感じられる気候になっています。

しかし風鈴の音色を聞くとどこか涼しげな印象を受けることが少なくありません。風に吹かれるたび鳴り響く音は涼しさを肌と耳で感じさせてくれます。私たちは自然それで涼しくなり気だるい蒸し暑さも乗り切れるようになります。

初夏特有の高湿度の日々を乗り切ろうと思うなら池上本門寺に出向くといいでしょう。