池之端児童遊園の風景-上野

一際目をひく都電7500系

上野公園から北西方向へ向かうと池之端があります。高層マンションが建ち並び所狭しと建物が立ち並んでおり多くの人が暮らしていることが窺えます。 そうはいっても上野公園のような観光客にぎわう風景は見られません。そんな場所に池之端児童遊園はあります。

池之端児童遊園は建物と建物とのわずかなスペースに設えられた印象が強く一戸建ての敷地ぐらいの広さしかありません。児童遊園と銘打っているものの遊具などは見当たらず休息のためのベンチが用意されているだけとなっています。 そんな池之端児童遊園のシンボルとなっているのが都電7500系の電車です。一見バスのような車体は緑と肌色に塗装されレトロな感じを醸し出しています。尤もかつて使用されいた車両を展示保存しているということで古風な感じがするのも無理はないといえます。 間近で見ると小さな車体が愛らしくも感じられそこから一昔前の東京の生活に思いを馳せることができます。そう考えると最早児童遊園ではなく昭和を生きた世代にとって過ぎ去った時を懐古する場所になるかもしれません。

道を歩いて昔の電車が目の前に現れたら驚きますが池之端のように建物が林立する場所では小ぢんまりとしすぎて見落としてしまいかねません。また周囲の上野公園や根津神社のような目立った場所でもなく訪れる機会もないかもしれません。 ただもし池之端を通ることがあれば休息がてら7500系を眺めるのも東京を知る一つのきっかけとなるはずです。

アクセスは上野駅若しくは根津駅から

もし池之端児童遊園を訪れるのであれば上野駅や根津駅が便利です。どちらかと言えば根津駅のほうが近いといえるかもしれません。 根津駅を出てから不忍通りを南へ歩くと左手に都電7500系が見えてきます。前述の通り高いビルに囲まれるようにしてひっそりとしているのであんまり散漫とした感じて歩いていると見落とすかもしれません。

根津駅であれば周囲に根津神社があったりします。ここもまた歴史を感じさせる場所となっています。上野駅からであれば上野公園は嫌でも通ることになるでしょう。不忍池を周遊するようにして池之端児童遊園に足を運ぶのもいいかもしれません。