西新井大師の五色幕はカラフル

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カラフルな幕

はるばる来たぜ西新井大師

やっとの思いで辿り着いた足立区の西新井大師。晴れていると言っても2月の厳寒の空の下だから空気がつめたい。 これはお山が実家のわたしにかぎったことではないようで傍を歩く参拝者の人たちも可なり着込んでいた。 本堂へとそのままお参りに行く人や車できて厄払いをしてもらう人など様々だった梅の花が僅かながら咲いていた。 三重塔らしき建物のそばで小さな蕾を綻ばせている。境内のはずれの方だったせいか道行く人は誰も足を止めない。

五色幕がかかってた

西新井大師の大きな本堂には五色幕が吊り下げられていた。遠くから見ると布団が干してある感じしかしないのであるが近くで見るとさすがに大きい。 色とりどりの幕が均等に吊り下げられて庇の下で整然と並んでいる。時折風が吹くと勢いよく舞い上がる。ばたばたと音をたてて翻る姿はどことなく神秘的で仏教という背景とカラフルな幕というコントラスト が産み出す間隙が自分の中によくわからない蟠りをつくりだす。そんな五色幕に蠱惑されるかのようにもっともっと本堂へと歩み寄る。こんな布きれに何のご利益があるのかと感じてしまうが何かしらありがたいものである に違いない。しかしそんなことには興味のない私なのであった。

何から何まできちっとしているお寺

このお寺何から何まで左右対称。まぁどこの寺でもそんな感じだがこのでかさで均整のとれた光景を見ることができるってそうそうないことだと思う。富士山が左右対称で美しいっていうのは良くある話で お山が実家の私も天気がいい日にはよく見ていました。ダヴィンチもそれっぽいことを言っているらしいが全くどうでもいい。そんな審美的観点から愛される寺なのかとふと思いました。

そう言えばどっかで見たよ

そう言えば上野大仏に行った時もこんな幕がかかっていたような気がする。無論上野大仏なんてちゃっちい頽廃的仏像だから西新井大師のそれと 比べるのはナンセンスである。しかし、とすると五色幕は仏教がらみの世界では大切なものと言えるのかもしれない。その由来や5色の色にはいろいろと意味があるのだろう。しかしやっぱり込み入ったことは興味がない。