池上本門寺の紫陽花

池上本門寺の紫陽花
池上本門寺の紫陽花

敷地にひっそりと咲く

広い池上本門寺

東京大田区池上にある本門寺の敷地は広い。絢爛にあしらわれた門を始め大きなお堂などを抱えるその敷地には年季の入った多くの造形物がある。そのほか植物も多く桜の木などは規則正しく植えられている。6月のことの時は青々としたはっぱをつけていた。

敷地のものみんな大きい

広いことに加え大きなものも多い。地蔵や石碑なども人の背丈を超えるくらいのサイズのものがあちらこちらに置かれている。日蓮さんも大きい。池上本門寺が過去の様々な事象を祈念している場所であることを窺い知る手掛かりになっている。

6月に咲く紫陽花
紫陽花は6月に咲く

紫陽花はどこに?

紫陽花はというとそんな背丈の高い石碑などの隙間に咲いていた。有名なところでは紫陽花苑みたいなものがあるのかもしれないが池上本門寺にそういったものはない。自然に咲いているのだろうかと思うほど散在的で人の手があまり加えられた様子がない。

紫陽花本来の美しさ

そんなところがかえって花を美しくしているのかもしれない。手入れがあまりされない分花本来のありのままの姿がそこにあるのかもしれない。わずかに青い花弁は曇った梅雨空の下静かに咲いていた。それは池上本門寺の静寂と相俟って落ち着いた雰囲気を醸成していたと思われる。

風鈴がある

寺の関係者だろうか?風鈴をつけている人がいた。敷地全体に張り巡らされるようにして吊るされる風鈴の音はどこか爽やかである。本格的な夏が訪れる前の涼を感じながら寺を後にする。

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