不忍池のゴールデンウィーク
新緑が映える不忍池
近年は少し暑い
東京の5月は近年やや暑く感じる。暦の上ではまだまだ春だが実際は空気が蒸されている印象が否めない。そう思っているのはおそらく自分だけでなく脇を通り過ぎる人の中には上着を脱いで歩く人もいた。不忍池もぽかぽか陽気というよりはいかにも夏の入り口を教えてくれる日差しである。
桜の葉の緑と弁天堂の赤
心なしか池の周りに生える桜の木の葉も暑さに備えているのか緑が一層際立っているように思えた。そのために不忍池は一層きれいであり特に弁天堂の赤とのコントラストは絵になる風景である。遠巻きに弁天堂を見てみるといつもと変わらない。
ツツジが咲いている
不忍池のツツジはほとんどの人が知らないだろうし知らなくても見るものはほかにある。事実池の片隅にひっそり咲いているのであってほぼ植え込みの一部であり観賞用というよりは通路確保の機能性を重視されているのが見て取れた。無機質に配置されているツツジを愛でる人はいない。しかしせっかく咲いているのだから写真に撮った。写真に撮ってみるとなかなかキレイだと思った。こういう何気なく美しいものが意外と身近に転がっているものだと気づかされる。自分の観察力がないと痛感する。
蓮はまだまだ
不忍池と言えば蓮の花で夏になると大きな花を咲かせる。しかしこの時期は茶色い出がらしみたいな茎が湖面から出ているだけである。それにしてもその後2か月足らずで湖面が緑になっていくのだからその成長力は侮れない。盆の時期には淡いピンクの花をつけて元気に咲いているだろうその姿に期待する。
混雑はさほど見られない
時間帯がよかったのかもしれないがとにかく人が少ない。おそらく上野公園のほうへ行ってしまっているではないかと思う。
ボートも比較的すいている
ボートに乗る人も少なく池が少し寂しい感じがした。