神田明神の男坂

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秋葉原から神田明神をつなぐ石段

神田明神は割りと高台にあります。周辺には坂が多く山手線方面から湯島方面など西のほうにいくにつれ海抜が少しずつあがっていきます。そのためこの周囲は傾斜の在る地形が目立つようになり坂という名の付く地名も数多くあります。

秋葉原から神田明神へ向かう際に通ることになるのが男坂です。歩行者のみが歩ける坂で石段でできています。大通りから路地に入った先にあり漫然と歩いていると見逃してしまうかもしれません。しかしひとたび見つけるとその高さと異様に驚くこと間違いなしです。

距離的には近いものの秋葉原特有の喧騒は見られません。男坂周辺は閑静な住宅と会社が立ち並びどちらかといえば昔ながらの風景が広がっています。

急勾配と見上げるほどの高さ

「坂」と名づけられているものの神田明神の男坂はどちらかといえば階段に近いです。急勾配に設えられた石段は上から見下ろすといかにきつい傾斜であるかがわかります。坂のように歩くのが生やさしいわけでもなく登るにはそれなりの体力などが求められるといっても過言ではありません。

その高さも想像以上で周囲の住宅の屋根を優に超しています。男坂の下から見上げると聳え立っているように見え登るのが怖くなるかもしれません。神田明神は勿論見えるはずもなく湯島や神田の界隈がいかに坂の多い場所であるかを思い知ることになります。

参拝するなら是非通りたい男坂

境内へと続く道は数多くあります。中には正面からそのまま神田明神へ参拝できる道もあるなど無理して男坂を通る必要もないというくらい歩きやすい道もあります。また正面からなら装飾のほどこされた門も見ることができ観光で訪れるのならもってこいです。

しかし神田明神へは男坂を通って参拝したいものです。古くから由緒のある坂として知られ嘗ての人々もこの坂をさまざまな格好で楽しんでいました。そんなゆかりある男坂を通ることでここを愛した人々の思いを感じながら参拝をすることができます。

ただ前述の通り男坂は傾斜がきつく石段の段数も多いので通る際は足元に注意が必要かもしれません。