八重洲(東京駅)の桜

東京駅近く八重洲の桜
八重洲の桜
東京駅から八重洲への地図

東京駅から2分の場所で咲く桜

東京で桜の名所と言われるところは多い。しかしオフィスビルが林立する東京駅周辺で桜を見ることができると思う人は少ないのではないかと思う。殊に東京以外の場所に住んでいる人ならなおさらである。確かに赤レンガの駅舎を背景に桜が咲く姿は見ることができない。だが駅東口から歩いて2分の場所に桜の咲く場所がある。それが八重洲のさくら通りだ。

日本橋さくら通り

ビル外の合間に
ビルに挟まれて咲く

桜の咲く通りは「さくら通り」と呼ばれ東京駅から茅場町方面へと伸びている。よくある商店街風の通りであるがそんなに長くはない。真ん中は車両が通行でき往来もそこそこ激しい。東京駅から桜咲く通りをくぐって日本橋へと至るのもOK。

東京駅と日本橋の間に位置する

ただし「東京駅の桜」というよりは「日本橋の桜」というべきかもしれない。どちらの場所もほど近くにありなじみのある場所であるが八重洲が中央区に位置しているので「日本橋のさくら通り」とする表記も見られる。いずれにせよ最寄り駅は東京駅であり徒歩2分程度で桜を見ることができる。

忙しい街の桜

ビジネス街の桜
忙しい東京のオフィス街の桜

特筆するべきはビルの合間に咲く姿だろう。さくら通りは飲食店が立ち並び平日はビジネス街として機能していることが窺える。特に道路わきに止まる車を見ると周辺のビルに荷物を届けに来た小型車両でいっぱいでありその慌ただしさが形となって視界に入る。要するに普段は桜など愛でている暇のない場所であることは間違いない。そんな場所に桜が咲いている。それが八重洲の桜なのでありそんな桜を見ることができる。残念ながらブルーシートを敷いて花見を楽しむということは間違いなくできない。

混雑するがうるさくはない

ビジネス街は祝日になると大抵人の流れは減る傾向にある。だが八重洲に関しては東京駅にほど近いという立地、また八重洲地下街などがある関係からか観光客が多く訪れる。特に外国人の観光客も多い。とはいってもその他の桜の名所とは違い花見客による騒ぎなどはないので足の踏み場に困るというようなことは起こらない。どちらかと言えば自分のペースで桜を見物できる場所である。

花見は無理と思われる

花見は無理だろうと思う。理由はビル街に囲まれた限られた場所であるということに加え桜の下は歩道であり絶え間なく人の流れがあるからである。花見気分で八重洲の桜を楽しむというのであれば周辺のレストランに入店し窓越しに楽しむのがいいかもしれない。