上野は東京の隣にあり交通の要衝でもある。そのため国内のみならず外国からも多くの人が訪れ上野公園や寺院などを観光したりアメ横や商業施設で買い物をしたりする。 そこからわかるように上野の認知度は高く東京の定番スポットとして知られている。上野東照宮が置かれたり歴史的に見ても重要度は高くそれを示す史跡がある風景をあちらこちらで目にすることができる。
そんな上野だからとにかく人の多さという点に圧倒される。休日となると人であふれ歩道は混雑する。 上野公園となると園内を観光する人だけでなく休憩のために訪れる人もいるなど観光スポットとしてだけでなく憩いの場所としても機能する。アメ横などに至っては混雑が終日続き夜になっても多くの人が訪れる。また日が落ちた後には各スポットのライトアップが行われるなど昼間とは違った様相を見せることもある。
四季折々独自の風景を見せるのも上野の魅力と言えるかもしれない。春には桜が随所で咲き誇り花見の定番スポットとして多くの人に親しまれている。夏には不忍池の蓮が池一面に咲き淡いピンクが葉っぱの影から顔をだし見る人を喜ばせる。 秋には銀杏の紅葉を見ることができ冬には上野東照宮の牡丹を見ることができるなど一年を通じて人々を楽しませてくれるのが上野である。
私は上野に行くとき電車を利用するが、多くの人もそんな感じだろう。上野というと上野公園がどうしてもメインになってしまうが、上野の風景を写した写真である。
上野の不忍池に行こうとすると思いがけず商店街があった。仲町通りと言うらしい。他の商店街に比べやや高層化している感じだった。寒いこの日仲町通りを歩く人は疎らだった。
上野を闊歩し辿り着いた不忍池。無論勿論蓮の花は咲いていないし葉っぱも萎れているし池全体が凋落している感じだ。遠くに見えるビルの寒々しさが寥寥として寒い不忍池を一層無機質で寂しくさせる。
暗くなると上野公園の道は灯篭で照らされる。小さな灯篭だが道端に置かれ道行く人に道筋を照らしてくれる。これがあるから暗い上野公園でも大丈夫というわけではなさそう
夜のアメ横を訪れる。昼間と同じで人々の多さは変わらない。同時に軒を連ねる店の活気も上々で照らし出す光は意気軒高といったところだった。賑いの像も昼間と変わらずズンズンで道行く人を眺めている。
不忍池の端っこを歩いていると丸いポストに出くわす。この手の形は貯金箱でしか見たことのない私には物珍しく感ぜられるはずだったのだが、いざ見てみると大したことはない普通のポストである。
上野にはパンダ関連のオブジェなどが方々にある。上野公園正面のパンダ像もその一つだ。木々に囲まれ目の前を通り過ぎる人をにこやかに見下ろしている。