東京の正月の風景-2015

全くの私見であるが、地方よりも東京の方が正月を正月らしく祝おうという意識が高いと思われる。神社や仏閣などを始めデパートや商店街など正月のめでたい雰囲気を大切にしている感じがひしひしと伝わってくる。そして個々の家庭も特段華美でもなく緩やかに正月を過ごそうとしているような気がする。要するに過去のしきたりの通りに過ごそうというのが東京の特徴だと思った。

強いて特筆すべきことがあるとすればとにかく人が多いと言うことであるかもしれない。殊更有名なところ、例えば明治神宮や浅草寺といった正月定番スポットは通常の何倍もの人が詰めかけ混雑でにっちもさっちもいかない風景が目に飛び込んでくる。だから初詣をするのに何時間も並ぶなんてことはザラ。参拝者は寒空の下がんばって参拝することになるのだが、これはこれで東京の風景である。

祝うべき正月の影で通常の時間も流れている東京。どちらかに偏頗することなく風景を撮ったつもりである。