東京都の東側に位置する亀戸。都心から外れた地域に位置し都会ならではの光景を目にすることは少ない。しかし下町として栄えた亀戸は独自の文化を守り通し今現在でも尚昔ながらの風情が色濃く残っている。
亀戸を紹介するにあたり外すことのできないのが亀戸天神社である。ちょうど地域の中央に位置する亀戸天神社は文化の中心地としての役割を果たし亀戸全体の街模様に大きな影響を与えたと言っても過言ではない。 天神社自身も広大な敷地の境内を持ち多種多様な池や橋は来る人を驚かせる。また各所に植えられた植物も四季折々の花を咲かせる。とくに2月の梅は天神社ならではの光景と言ってよく菅原道真公ゆかりの木として多くの人に膾炙している。 5月には藤が咲き誇り紫の花が境内いっぱいに広がる。
大都会の喧騒を忘れ落ち着いて東京の風景を見るのであれば亀戸に訪れるべきである。各観光名所もさることながら四季折々違った姿を見せる亀戸を感じるのもこの町の歩き方である。
亀戸駅を出て天神社へと向かう際に通った商店街。玉飾りや羽子板の張りぼてが商店街の屋根から飾られていた。普段から多くの人でにぎわう亀戸の商店街。
正月3が日で初めての快晴の日と言ってよかっただろう。普段から多くの人が訪れる亀戸天神社は正月のこの日も多かった。
俗に天満宮とか天神社と呼ばれる寺社は菅原道真を祀っている。その菅公とゆかりが深いのが鷽だ。そのためそれらの場所では木彫りの鷽を見ることが多い。
東京の正月は比較的日本の中でも暖かい、というのが多くの人のイメージではないだろうか?しかし正月となるとやっぱり寒い。亀戸天神社の水も凍っていた。
亀戸中央通商店街にふっと足を向ける。やや狭い路地にいくつもの店が軒を連ねていた。この辺りは東京によくある風景だ。
亀戸の駅前の歩行者天国。通常なら車が往来する道路だが休みの日などは通行が規制され歩行者天国となる。寒いせいか人が少ない。