東京の花

東京にも花は咲く。ひた走る電車と高層ビルという固定観念を抱きがちな東京の風景。しかしそうした都会ならではの喧騒の間隙を縫うようにして花や木々が生えている。だからオフィス街に突如緑一杯広がった公園がある、といったことは珍しくない。

東京で一番花を見かける場所は公園だろう。芝公園や上野公園をはじめ比較的大きな公園では色とりどりの花が咲く風景を目にすることができるし遊歩道なども整備されている。また神社や寺にも木々が生い茂り都会を忘れさせる雰囲気を醸し出している場所がある。 明治神宮はその例の筆頭と言える。植物と関連がある場所も多い。目黒区の林試の森、向島百花園などがそうである。こうした場所は都会と上手く花々が共生できるよう人の手が加えられている感じだ。

街中でも見つけることができる。各家庭の家が育てているものを除くとして自然に道端に生えていたりするものも若干ある。が、ほとんど雑草みたいなものだろうか?取り敢えず河川敷や小学校の庭などへ行くとお馴染みの花が咲いていることがある。 厳しい条件の中で健気に花を咲かせる風景も東京ならではと言える。

意外に東京で見ることのできる花々は多いのかもしれない。そして様々な交通網を駆使して花と触れ合うことができる点は東京の利点だろう。