根津神社の梅の花

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開花は3月上旬ごろ。

梅ノ木は少ない。しかしきらびやかな社殿との相性が抜群。

3月上旬と梅としてはやや遅めの開花

東京の根津神社に咲く梅の花

根津神社の梅の花は殆ど知られていません。どちらかというとツツジで有名な根津神社は桜や梅は少なく時期になっても境内はいつもどおり質素です。この点湯島天満宮や亀戸天神社とは違っています。

もし根津神社に梅の花を見に行くのであれば3月上旬がオススメです。場所によっては桜が咲く時期でもありますが根津神社の梅の花はこの時期に咲き見ごろとなっています。 また梅まつりなどは開催されていない為混雑もなく自分のペースで思い思いに梅の花を楽しむことができます。この時期有名な場所では祭りも開催され混雑の中観賞することになってしまいがちですが、ここではいつもどおりの静かな空気の中見て回ることができます。

ただ後述のように梅の木が少なく百花繚乱のごとく方々に咲き誇るイメージを持っているとややがっかりします。そんな時は幾重にも続く鳥居をくぐったりこれから咲くツツジの木々を眺めるといいかもしれません。

きらびやかな社殿を背景にして眺めると華やかに

根津神社の社殿近くに咲く梅

神社で梅の花が咲く風景はよく目にします。淡い花びらが一斉に咲く様子と神社の落ち着いた雰囲気を想像する人も多いかもしれません。

根津神社の梅はインパクトに劣ります。違った言い方をすれば梅の花は質素に咲いて賑やかさなどはありません。有名どころの神社のようにあちこちに梅の木が植えられているわけでもなくそれを目当てに多くの参拝客が訪れている風景も見られません。 この点きらびやかな社殿や唐門とは対称的です。

見どころはそんな絢爛たる境内と控えめに咲く梅の花です。朱塗りの社殿の脇で綻ぶ梅の花はちょうどいいアクセントになり花びらのピンクが引き立てられているように感じられます。 社殿近くにはあまり植物がない根津神社ですが、健気に小さく埋めの花を見るとここにも春が少しずつ近づいていることを感じることができます。

殊更梅が有名な根津神社ではありませんが3月に立ち寄ったりしたばあいは是非社殿脇にある梅の花を見るのがオススメです。